完全予約制診察・予約10:00-19:00(火〜日)月曜休診
まずは、紫外線の種類について。
紫外線には波長の長い「紫外線A波」と波長の短い「紫外線B波」があります。
紫外線A波(UVA)
真皮層(肌の奥)まで浸透する紫外線。コラーゲンなどの肌組織を破壊し、シミ・シワ・たるみを引き起こします。紫外線A波は窓ガラスを通過するので屋内や車中でも油断はできません。
紫外線B波(UVB)
日焼けの原因になる紫外線。エネルギーが強く肌表面にダメージを与え、シミ・ソバカス・乾燥を引き起こします。
紫外線B波の到達量は5月〜8月がピークですが、紫外線A波の到達量は年間を通してあまり大きな変化はありません。つまり肌老化を予防するためには、1年中紫外線対策の手抜きはできないということです。
紫外線対策に欠かせないのが日焼け止めです。 日焼け止めに記載されている「SPF」「PA」の意味と役割について解説します。
PA
「PA」は紫外線A波のカット指数を表しています。
「+」記号の数が多いほど、紫外線A波をカットできる効果が高いことを示します。
SPF
「SPF」は紫外線B波に対する効果を示す表記です。
10・30・50といった数字が隣に記載されていますが、これは紫外線B波から肌が影響をうける時間を何倍遅らせることができるかという数値です。
例えばSPF50の日焼け止めは、紫外線B波から影響をうける時間を50倍遅らせる効果があります。本来なら8分で日焼けしてしまう人がSPF50の日焼け止めを使用することによって、8分の50倍、つまり400分の遅延効果を得る事ができます。
日焼け止めは、これらの記号や数値を参考に、シーンに合わせて選びましょう。数値が高ければ、その分、肌への負担は大きくなるので十分な洗顔・保湿対策も重要です。
(アウトドア、海やプールなどの場合はSPF50を!短時間の買い物ならSPF30前後の商品で十分です。)
この記事はシンシアガーデンクリニック高崎院が監修しました。